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ひたすら自分自身に助けを求め続けるブログ

コクリコ坂から

『コクリコ坂から』を観てきました。
誘われなくても観るつもりでしたが、こんなにすぐ行くつもりはなかったなぁ。

60年代の横浜の恋愛ものでした。
正直、今回は宣伝も薄めな気がするので時代設定がそんなことになっとるとは思わなかったです。
よって、冒険活劇を求めるような方は退屈かもしれませんが、わりと面白かったです。
ポニョやアリエッティより筋の通った終わり方をするので、すっきりできて良かった。

恋話を除くと、カルチェラタンという古い部室棟が取り壊し予定となり、そこに住まう男子どもが反対運動を起こす話が残ります。
森見作品のような狭苦しく暑苦しく爽やかさの欠片もない建物ですが、ジブリだから爽やかな男子はいますね、ファンタジーだ。
全学討論会とか理事長に直談判とか、そのエネルギッシュさが見ていて楽しかった。
学生が改革を目指すような時代のお話なら、そう宣伝した方が私みたいな人間が観に行くのに。

ヒロインの松崎海が無愛想だけど誠実で、良いんだ。
一度くらい髪結ばずに学校行かないかな、と思うんだけど行かない。
朝起きて、下に降りるときには身支度が終わってる。
はぁー。

……何を期待しているんだろう、自分。


昔の作品が面白かったのはわかるけど、批判する気満々でコクリコ坂からを観ようって人がいるのが嫌なんだよなぁ。
自分でもちょっと褒めすぎなくらい褒めてるのは、批判ならきっと溢れているから。
この作品はかなり明るい話でしたよ。学園闘争部分が。むしろ、恋話が二の次になるくらい……って、そりゃ困る。
ちなみに『コクリコ坂から』というわりに坂関係ない、という感想が聞こえてくるのですけど。
とあるレビューで良い解釈がありました。
「『コクリコ坂から』は見えない」という意味ですよ! 納得。ロマンチック。
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  1. 2011/07/20(水) 10:29:10|
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世界が制服されたら、男子は軍服でもいいから女子はブレザーにしてくれ。

もはや本や映画の感想ブログ。
それもこれも、私が自分自身の生活について書きたがらないからでしょう。
理由はシンプルなもので、身バレ怖さと現実の私に自慢できるようなことがないから。
他人から見れば羨ましいほど呑気で平和なのかもしれませんが、そういった幸せは背中についていて、自分では見えないものです。
そう、おにぎりの具のように……フルーツバスケットという少女漫画からの流用ですが、冷静に考えると「えっ」ってなる。

今日も漫画の感想です。紹介するのは、榎本ナリコ『世界制服』
『センチメントの季節』というシリアスで男性目線にはキツイ漫画をやっていた方だそうですが、こちらはSFノリのギャグ漫画です。
オムニバス形式で2巻までということで、求めやすい感じです。
ただ、内容はゆるいとはいえSF要素ありますし、何よりオタクカルチャー全開なネタは人を選ぶどころか突っぱねるかも。
定義はよくわからないけど、雰囲気だけならセカイ系って感じがします。

お気に入りの話はアンチエイジ。
アンチエイジング技術が発達して、簡単に若返ることができるようになった未来。
少子化で生徒数が激減した学校では、そういうアンチエイジャーを受け入れるところもあった。
実年齢を明かしたがらない中年高校生たちの中で、本物の高校生である主人公と浜鮎川さんのお話。

ロリ母(実年齢52歳)からおにーちゃんと呼ばれるホラー
現実でも友達親子という言葉がありますが、あれはマシですね。どれだけ若いと煽っていても、母親がどっちかわかるもの。
ちなみに外見は若くても腰が悪かったりするので、寿命はそのままの様子。
高校のクラスメイトが隣でぎっくり腰とか起こされたらどうすればいいのか。
リアル高校生である浜鮎川さんは性格キツイけど大人気。
まぁ、中年が若づくりして女子高生に萌えている構図は歪んでいるとしか言いようがないです。
だからこそ、オチですっきり。これで救われた。

あと、世界制服というタイトル通り、ヒロインは制服女子ばかり。というか、女子高生ばかり。
  1. 2011/07/15(金) 10:14:39|
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テケリさんは根源的可愛さを内包した存在かもしれない。

『うちのメイドは不定形』を読了。
テケリさん可愛すぎるだろ、どうしてくれよう。
ただ、キャラとしてはあさひの方が好きかもしれない。

主人公のトオル君は一人暮らしで読書家で本読むために外国語を勉強するほどの高校生。
考古学者の父親から送られてきた物体はスライムでした。正確にはクトゥルフ神話のショゴスという架空生物。
使役されるために生まれた生物だからかもしれませんが、メイドさんの格好で来ました。
最大12人のテケリさんになれます。ちびテケリさんです。
彼女"たち"の狂気的な便利さと可愛さを堪能しつつ、思い込みの激しい魔女っ子にも襲われる素敵な一冊です。

人様のブログで絶賛されていたので購入しましたが、その人と私は趣味が同じではないはずです。
そういう微妙な期待というハードルがあっても満足できる本だと思います、これは。
テケリさんとあさひに比べて、主人公のトオル君が万能というか都合いい男であることはこの際、無視です。
うーん、ニャル子さんところの主人公もですけど、狂気度耐性高いですよね。

安価でイラスト満載という素晴らしいスマッシュ文庫。
ただ、色々と大人の事情で続刊が危うい。原案と執筆の二人体制ってところも不安だ!
1巻の発売日は去年の6月で、2巻は12月⇒春頃⇒8月? という具合になっているらしい。
でも、シリーズ化は決定してるのです。希望はある。
これだけ面白いのに初版が買えるなんて、新潟のオタクも見る目がねぇな!
正直、いつ終わってもおかしくない。覚悟している。だから、最終回は書いてほしい。

テケリさんには悪いけども、あさひが好きなんだよなぁ。あさひ・パーバディ。
しつこくないツンデレという表現は違うと思うが、どう形容すればいいやら。
クールな面してにやにやしてるくせに、わりと女の子というか、甘いというか。
……テミィのマゼンダに通ずるところがある、というと自画自賛してるようで嫌だな。あと、性癖を晒しているようで恥ずかしい。
くっそー、流行れよ、頼むから。


ちなみに読み終わったの二日前なのに、この気持ち悪いテンションで書けるくらい好みってことです。
  1. 2011/07/02(土) 00:57:50|
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プロフィール

にのち

Author:にのち
ikaと名乗ることもあります。
ひたすらに消費者ですが、偶に創作衝動に襲われる。
基本的にゲーム、映画、小説、漫画の話ばかりですが……ばかりでした。

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『ヒーローたちのヒーロー』(外部サイト)

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